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Vol.10 「R.ALAGAN」のリング

Vol.10 「R.ALAGAN」のリング

2022.06.17

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MY FAVOURITE THINGS

スタッフの私的愛用品

THE LIBRARYのスタッフが大切している
ファッションの思い出。
人生の節目で出合った服や小物と、
それにまつわるエピソードを綴ります。

京都店スタッフ
今⻄智美さん
在籍歴:9か⽉

「R.ALAGAN」のリング
アクセサリーを⾝につける瞬間

まだ⼊社する前の2018年の冬に、THE LIBRARYで購⼊したララガンのリング。その⽇はちょうど私の誕⽣⽇で、なんとなく形に残るものを⾃分にご褒美したくなり、ふと⽴ち寄ったTHE LIBRARYで⽬に留まり購⼊しました。今では休⽇も関係なく、ほぼ毎⽇⾝につけるほど、お気に⼊りです。あまりにもつけているため球体部分のゴールドコーティングは剥がれてしまいましたが、それも味だと思い愛⽤しています。

私は幼い頃からオシャレに興味がありました。⾃然豊かな⽥舎で育った私にとって、その⼀番⾝近なお⼿本が⺟でした。毎朝⾝⽀度を整えるため、⼤きな三⾯鏡を開き、コーディネートを準備し、化粧をして髪を器⽤に編み込み、最後にアクセサリーをつけるという、⼀連の動作を⾒るのが⼤好きでした。

⼩学校に上がった頃には、⾃我が⽬覚め始め、三⾯鏡の⼀⾯を借りてくるくるドライヤーで頑張って髪を内巻きにし、⺟と⼀緒に選んだ服に着替え、エナメルのストラップシューズを履いて通学するようになりました。⽚道1時間歩いて通学するので、学校に着く頃には髪は乱れ、⾜は悲鳴を上げていましたが(笑)。それでもオシャレをするということが、私にとっての⼤事なアイデンティティだったのだと思います。

⼤⼈になると、それほどまでに我慢することはなくなりましたが、毎朝⾝⽀度を整え、出掛ける前に鏡の前でアクセサリーを⾝につける瞬間、当時の⺟と幼かった⾃分の姿が、たまに頭をよぎります。

ララガンのリングを初めて⽬にした時、柔らかな曲線の中に強い意志を秘めたようなデザインに惹かれました。これをつけていると⾃分もそんな⼥性に近づけるような気がするのは、⺟への憧れもあるのかもしれません。

購⼊後に調べてみたところ、球体部分はロサンゼルスにあるイームズハウスの天井に飾られたライトがモチーフになっているそうで、そのユニークな発想も素敵だなと感じます。職業柄、カウンターでのお会計や伝票を記⼊する際に、お客様の⽬に留まることもあり、褒めていただいた時には、⾃分のアイデンティティを認めてもらえたような気持ちになります。

コロナ禍でいろいろなことを⾒直す機会が増えましたが、⾃分にとって⼤切なものを⼤事にしつつ、これからもオシャレへの憧れの気持ちを持ち続けていこうと思います。そして、このリングも、これまでは存在感があるので単品で使ってましたが、今シーズンはイレーヴの新作リングと組み合わせてゴールドミックスをしたい気分です。

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